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「八丈島言語調査」は1991年に日本語学科北村ゼミがおこなった八丈島の言語状況の現地調査です。本研究会を主催している「『八丈島言語調査』アクセント音声データのデジタル化」プロジェクトは,「八丈島言語調査」の録音資料を含む貴重な調査データの保存と活用を図るべく,デジタル化の方法やデータの形式の選択,公開手順などの情報収集と研究を行っています。
コンピュータやネットワークの性能が飛躍的に上がり,またマルチメディアデータのデジタル化の技術が進んだ現在,史料価値のある言語データをデジタル化し,一般に公開するための技術的なハードルはますます低くなっています。一方で,インターネットなどネットワークを介したデータの公開が簡単にできるようになるにつれ,記録されたデータを個人情報としてどのように保護すべきかが重要な関心事となっています。
今回,講師の柴田先生には,NHK教育テレビ「ふるさと日本のことば」の制作に関わる資料保存の問題など,NHK放送文化研究所での事例をご紹介いただきながら,個人情報がかかわる言語資料や研究成果を公開する際に必要となる知識と問題点,現在の対処方法などをご講演いただく予定です。
今回の研究会が,言語研究者の間でこれまで殆ど具体的に論じられることがなかった,史料価値のある言語データをデジタル化し公開する場合に考慮すべき事項の整理や,フィールド資料の収集と公開の一般的な手順の整備への情報提供と率直な議論の場となることを期待します。
言語データの保存と活用に関心のある多くの研究者・院生の参加をお待ちしています。
- 2005年10月6日(木) 17:00~18:30
- 場所:研究センター会議室 (校舎3号棟 1階左奥)
- 発表者・テーマ:
- 柴田 実氏 (NHK放送文化研究所 主任研究員)
- 「言語資料の公開と個人情報の保護―既存資料の活用とこれからの適切な調査実施のために知るべきこと―」
- お問い合わせ: 千葉 (schiba [ @ ] reitaku-u.ac.jp ← @ の前後の四角カッコおよびスペースを削除してください),鈴木 (センター事務室, TEL: 04-7173-3761)